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トロリ張替えの簡単な説明をします。
おいらは、手押しタワーの張替えしか経験が
ありませんが、やっぱり違いますなぁ~ 全然
3倍の距離を張って、作業時間も1時間短縮、
もちろん、機動力だけではなく、職人さんの腕の差も
かなり影響していると思いますが・・・
って、軌陸を使用しての張替えはやった事が無い!
箱タワーでの経験と想像で適当に書いたんで
参考までにしてください・・・(笑)
まだまだ、勉強は続くなぁ~・・・ |
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飯能にある、白井電業さんに張替えを依頼、撮影にも快くOKしてくれました。
「ありがとうございました」
作業はあっというまに終わるし、手際がいいんですごく勉強になりました。
作業員さん達の腕がいいし、それを束ねる監督さんもピカ一だ!
次回もお願いする事になるだろうが、個人的にはこの中の一員で作業してみたいもんだ
では・・・ |
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軌陸車を入線する。
軌陸車とは、
車道もレールも走行でき、
高所作業用のバケットが付いている優れもの
「キリン」などとも呼ばれているらしい
入線時の動画あり |
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主に、
トロリ線(新)ドラムを移動させるグループ
張上げ作業を行なうグループ
仮上げ、振替え作業を行なうグループ
吊替え作業を行なうグループ×2
5台の軌陸車がONレールした。
ドラム車には、
延線装置のついたドラム台がボルトON、
トロリ線(新)に一定のテンションを
かけたまま張上げる事ができる。 |
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引止め部の柱へ台付けを装着 |
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ヨークを碍子部に装着して、
この間に3tシメラを掛ける。
※今回は引止め部がATTBなので、忘れず
滑車に回止めを施す
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その間に、代用トロリを上げる準備を行なう。
(亜鉛鋼撚線90+BS+1枚リンク)+
(碍子+ロッド+碍子)+
(1枚リンク+タンパ)の順で取付けておく、
I部が引止め側へくるようにする。 |
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シメラにテンションを掛け、旧線部を
取外し、新線部を取付ける。
接続終了後、代用トロリを張上げる。 |
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この間に、
トロリ線(新)をドラム台より、
各軌陸車の上部を通し、
接続ヵ所にて仮止しておく。
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トロリ線にテンションがかかっている状態 |
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トロリ線(新)をトロリ部(旧線)に
シメラ(小)で仮止しておく。
接続部の位置が決まれば、
BNを作りこんでおくといい
(旧線の吊架線とトロリ線に印をつけておくといい} |
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3tシメラを準備しておく、
代用トロリが張上がりしだい、これに掛ける。
{トロリ線(旧)と代用トロリ(新)} |
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作りこんでおいた、BNに
張上げた代用トロリに、BSを作りこみ接続する。
{1枚リンクを間に入れて、トロリ線(新)BN、
代用トロリ(新)BSを接続} |
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接続終了後、トロリ線(新)を張上げていく
S金・カラビナを装着していく |
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コレは、S金と呼ばれる物で、トロリ線(旧)
のハンガー毎にコレを装着、
コイツに、トロリ線(新)を引っ掛けていく
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コレは、カラビナと呼ばれる物で、
トロリ線(旧)とトロリ線(新)へ
掛けていく、
柱下と柱と柱の間(中間部)へ
1つづつ掛けていく |
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約200m.毎、に仮上げ作業を行なう。
手押しタワー作業の場合は踏切上部など、
通行の多い場所などは仮上げしておくといい |
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仮上げが終わったヵ所から、
ハンガーを架替える。
架替え終了後、S金・カラビナは取外す。
MT・ブランチなどの均圧線も振返る。 |
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曲引き装置の振替えを行なう。
シメラを曲引きなどに掛け、
トロリ線(旧)にフックを掛る。
シメラにテンションを掛け、
曲引きのイヤーを外し、
シメラを調整して、トロリ(新)に架替える。 |
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トロリ線(旧)に引下げ用ロープを掛ける。
振替え終了後、
ロープを吊架線、ビームなどを交わし、
トロリ線(旧)に緊縛、
反対側を柱などに固定しておく。
固定できたら、カラビナは外しておく。 |
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ロープを入れれば、トロリ線(旧)
が落とせるようにしておく
振替え終了後、カラビナは取外す。
MT・ブランチなどの均圧線も振返る。 |
※曲引きの振替えへ |
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接続位置にシメラを掛ける。
接続ヵ所は出来れば第2ハンガー下が望ましい
シメラを掛ける位置は、
接続ヵ所位置よりもシメラを掛ける分、
多めに逃げておくと望ましい |
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トロリ(旧)とトロリ(新)を
なまし線などで固定、
そのままなまし線を吊架線に固定する。
接続ヵ所の両端にこの作業を施す
トロリ線を切離して下ろす際に
クセが付かないように施工出来る。
そのまま、船を作りこむ事も出来る。
・・・(なんちゃって) |
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上記の作業終了後、
トロリ(新)を切断し、下ろす。 |
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余った、トロリ線はドラムに巻戻す。 |
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巻き終りはしっかり、固定しておく事
ゆるんで外れると、巻いてある線が
暴れて切断面で刺傷するので十分に注意する。
ドラム(新)から、線を取出す時も同じです。
この作業時に失敗したら、おいらの顔は
変になってしまった・・・???
元からだし・・・ |
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あっ! 忘れてました・・・
シメラにテンションを掛ける際、
テンションメーターを使用する、
元位置{吊架線、電車線(旧)(新)}に
マーキングしておくと望ましい
今回の作業ヵ所は、反対側にも
重垂が入っているため、接続位置が大きく
ずれると重垂の位置に支障が出てしまう、
まぁ反対側がどうであろうとマーキングがBEST
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そろそろ、疲れて来たのか?
オヤジギャグも出てきたが、
後半戦にきて緊張が緩んできたのか?
最後までもう一踏ん張りです。
慌てず、気を抜かず・・・っておいらだけか?
接続ヵ所部分の施工を施す。
すべての、吊替え・振替え作業終了後、
仮引き用シメラ、カラビナ・S金などの取外し、
テンションメーター・マーキングの位置を確認後、
接続作業に入るのが望ましい
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トロリ線(旧)を切離し引下げる。
セビを利用して旧線を引下げる、
切離す際、シメラを利用して切断すると望ましい
切離すと一気にテンションがかかるので注意!
接続ヵ所の施工と平行して行なう、
手順では、引下げ作業の方が先になると思う |
※セビの掛け方 |
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トロリ線(旧)が下ろせたら、
接続作業&旧線撤去作業に入る。 |
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接続ヵ所の施工を行う。 |
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トロリ線(旧線)の撤去
柱下毎に、切断していく。
終了後、2人1組になって、
1人は旧線を引く、
もう1人はカッターで
旧線を切断していく。
※踏切上は、早めに撤去しておく事 |
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切断したものは、束ねて緊縛。
なるべく、同じ長さに揃えて切断。
Wイヤーなど、付属品は外しておく。 |
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接続作業終了後、2重確認を行なう。
作業上部、施設物の確認。
レール上など、下回りの確認。
ハンガーのゆるみ、布設物の締め忘れ、
忘れ物などないか入念にの確認する。
レール、フォーメーションなどに、
材料・工具など落ちていないかを確認する。 |
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材料・工具の員数チェック!
搬入した物の個数と照らし合わせ、
全員で、員数確認を行なう。
忘れ物は絶対に無いようにする事。
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以上、作業終了になります。
お疲れ様でした!、
作業車の運転に気をつけて、ご安全に・・・ |
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これ、いいだすなぁ |
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なるほど! |
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なるほど! |
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・重垂装置の重りの位置を調整する。 |
・代用トロリ・トロリ線を切詰めする。 ※碍子の位置が変る |
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逃止めのシメラ(1t)を掛ける。 |
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調整用シメラ(3t)を掛ける。 |
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重垂装置の重りの位置を合わせる。
シメラを取れば、重りが上ってくる。 |
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重りの位置が合ったら、BSを作りこみ、
接続、シメラ類を外して終了 |
・ワイヤーにて調整を行なう。 ※回止めが必要 |
製作中! |